東南アジアの危険度は?治安を考察


東南アジアは、日本からの観光客や駐在員が多く訪れるエリアですが、国や地域によって治安状況が大きく異なります。実際に現地で暮らした経験から、それぞれの国の治安の特徴や、気をつけるべきポイントについてまとめました。


1. 東南アジアの治安は国によって大きく違う

東南アジアの国々は経済発展の度合いや政府の治安対策の違いによって、安全な国と危険な国に分かれます。一般的に、シンガポールやマレーシアの一部は安全ですが、フィリピンやミャンマーなどはエリアによって危険度が高いと言われています。

国・地域 治安の特徴 注意すべきポイント
シンガポール 東南アジアで最も安全。厳しい法律が犯罪を抑制 大きな犯罪は少ないが、観光地でのスリに注意
マレーシア(クアラルンプール) 都市部ではスリ・ひったくりが多い 夜の繁華街や裏路地は避ける
タイ(バンコク) 昼間は安全だが、観光地でのぼったくりが多い 夜の歓楽街やタクシー詐欺に警戒
インドネシア(ジャカルタ・バリ) スリ・置き引きはあるが、大きな犯罪は少ない 交通事故やバイクのひったくりに注意
フィリピン(マニラ・セブ) エリアによっては銃犯罪のリスクも スラム街には絶対に近づかない
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) バイクのひったくりが多発 貴重品はカバンの奥に入れる
カンボジア(プノンペン) 夜間の一人歩きは危険 麻薬の売人や怪しい誘いに乗らない
ミャンマー(ヤンゴン) 政情不安が続く 旅行は最新情報をチェック

2. 東南アジアで実際に経験した意外な危険

① スリ・ひったくりは本当に多い

どの国でも共通するのが、スリやひったくりが多いという点です。特に、バイクに乗った犯人が走りながらバッグを奪うケースが多発しています。

💡 対策:
✔ ショルダーバッグを前に持つ
✔ 道路側に貴重品を持たない
✔ スマホを歩きながら使わない

特に、ホーチミンやマニラではスマホを奪われるケースが多いので、気をつけましょう。


② 夜の歓楽街は別世界

バンコクやマニラ、プノンペンなどでは、ナイトライフが盛んなエリアが多くあります。しかし、こうした歓楽街は犯罪の温床になりやすいです。

よくあるトラブル:

  • ぼったくりバー(会計時に高額請求される)
  • 薬物の勧誘(絶対に関わらない)
  • 客引きに誘われて人気のない場所へ連れて行かれる

💡 対策:
✔ 知らない人について行かない
✔ クレジットカードを預けない(スキミングのリスク)
✔ 初対面の人と飲みすぎない


③ 交通事故のリスクが想像以上に高い

実際に東南アジアで生活していて、一番身近な危険は「犯罪」よりも「交通事故」でした。特に、ジャカルタやバンコクの渋滞、ホーチミンやハノイのバイクの大群は、初心者には危険です。

特に注意が必要なこと:

  • 横断歩道があっても車は止まらない
  • 交通ルールが守られていない
  • 夜の道路は街灯が少なく、歩行が危険

💡 対策:
✔ 無理に道路を渡らない
✔ できるだけGrab(配車アプリ)を使う
✔ 道路を歩くときは周囲に注意を払う


3. 東南アジアで安全に過ごすためのポイント

東南アジアの国々では、基本的な安全対策を心がけることで、大きなトラブルを避けることができます。

貴重品は最小限にする(高価な時計やジュエリーは避ける)
現金は分けて持つ(一部は靴や内ポケットに)
配車アプリ(Grab・Gojek)を使う(流しのタクシーは避ける)
夜の一人歩きは避ける(特に女性や旅行者)
観光客向けの詐欺に注意(怪しい話には乗らない)
地元の人の行動を観察する(地元民が避ける場所には近づかない)


まとめ

東南アジアの治安は、国やエリアによって大きく異なりますが、基本的な対策をすれば大きな危険を回避できます。特に、スリ・ひったくり、交通事故、ぼったくりには十分注意しましょう。

観光や生活を安全に楽しむために、現地の治安情報をチェックしつつ、常に警戒心を持つことが大切です。

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